加齢黄斑変性は、米国では中途失明原因のトップになっており、目の現代病として日本でも急増しています。
加齢黄斑変性の中でも進行が早く、放置すれば大半が失明するという恐ろしい滲出(しんしゅつ)型の加齢黄斑変性の患者数は、6年間で倍になってきているそうです。
この病気は、進行すると日常生活に重大な影響を及ぼしますが、老眼だと思い込んで放置してしまうケースが多くみられます。
加齢黄斑変性は滲出型と萎縮(いしゅく)型に分けられます。
萎縮型は非滲出型とも呼ばれています。
黄斑の組織が加齢とともに痛んで萎縮してくるもので、
加齢黄斑変性の多くはこの萎縮型になります。
黄斑は、網膜のほぼ中心に位置し、ものを見るための重要な視細胞が集中しています。
症状の進行はゆっくりで、長い間かかって視力が低下していき
萎縮部分が拡大して中心窩(黄斑中心部にあり、ここに異常が生じると視力低下がさらに深刻になります。)にかからない限り、高度の視力障害にはなりません。
萎縮型の加齢黄斑変性は、黄斑の老化現象が病的に進んだ状態と考えられていますが、詳しい原因はまだよくわかっていません。
老化現象ですから確実に有効な治療法がなく、視力も急には落ちないので、今のところこれといった治療は行われません。
ただし、萎縮型から滲出型へ変化して進行が早くなることもありますので、定期的に通院する必要はあります。
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